サリプリむっちゃ~
むっちゃ~。
モイセーワ組の2人のやつです。
アリョーナ・プリニョワ
(2010年11月12日生まれ/エカテリーナ・モイセーワコーチ)
昨シーズンから注目していた選手の1人。
ステップシークエンスが魅力で、よく動くという印象があります。
今シーズンのプログラムはSPを継続していましたが、2月にエレーナ・ラジオノワさん振り付けの新プログラムに変更しました。
継続SPはクールでミステリアスな曲調でしたが、新SPは情熱的なイメージが強い「カルメン」です。衣装も赤と黒でカッコイイ!
このプログラムの好きなところは、リフレインがよく効いているところです。
プリニョワ新SPのここ、むっちゃリフレイン効いててとぅき pic.twitter.com/IDiqIGPrfA
— JUIZ@むっちゃ (@JUIZ19740224) 2021年2月19日
振り付けのリフレインといえば、JUIZはキャシー・リードさんが手がけたEX(紀平梨花の「The Greatest」や本田望結の「Hand Crap」)を思い出すのですが、そちらがAメロ・Bメロ・サビというような楽曲の造りを活かしたリフレインだとすると、こちらはフレーズを畳みかけるようなリフレインだと思います。
ゆったりとした曲調は大らかに、印象に残るフレーズはきびきびと。
なんとなくですが、音源のチョイスなど含めて、樋口美穂子先生の振り付け作品に近い印象をJUIZは受けました。美穂子先生ファン必見!
ダリア・サリムサコワ
(2010年8月29日生まれ/エカテリーナ・モイセーワコーチ)
プリニョワを紹介したら外せないサリムサコワさん!
サリムサコワさんも、昨シーズンから注目していた選手の1人です。
身体が柔らかく、スピンが非常に上手な選手です。プロトコルを見るとGOE満点評価なことも多々あります。
Twitterで「サリムサコワ」「スピン」で検索するとファンの方が動画を載せているかと思うので、ぜひ一度検索してみてください。
また、FSの衣装がむっちゃオシャレなことも話題になりました。継続しているSPのシック(?)なイメージとの対比も良いです。
サリプリは楽曲、振り付け、衣装……素敵なプログラムばかりだと感じます。
これから2人がどんな作品、世界観を作り上げていくのか、むっちゃワクワクしますね!
追記:なんとサリムサコワ、エテリ組になりました……むっちゃ~。エテリちゃんのところでもむっちゃ応援しています!
全露ノービスに出場します!
プリニョワもサリムサコワも、全露ノービスまでにたくさんの試合に出て、難しい構成にも挑戦しています。
それぞれFSのジャンプは7トリプル。プリニョワさんは3F+3Loのセカンドループも組み込んでいます。
才能きらめく選手ばかりの全露ノービスで、2人がどんな演技を見せてくれるか、とても楽しみです!
振付師からみる全日本フィギュアスケート選手権2020
今年の全日本もむっちゃ~でしたね。
※連名は単独でカウントしています。
※WD含む。本田真凜選手は、直近で使用したSPプログラムで集計しています。
目で見て集計しているので、データに誤りがある可能性があります。
気になった点
昨シーズンの集計記事を削除してしまったため、しっかりとした比較ができないのですが、やはり海外振付師が減ったように感じます。集計数には昨シーズンからの継続プログラムも含まれているので、新規となると少し減ってしまうかと思われます。
国内では、昨年に引き続き、宮本賢二さん・キャシー・リードさんが多くの作品を手掛けられています。キャシー・リードさんに関しては木下アカデミーの影響もあるかもしれません。
そして(おそらく)今年初めて名前が挙がったのが、エルネスト・マルティネスさん!
浅田真央サンクスツアーの一員「エルニ」としてスケートファンにも知名度がありましたが、今年は振付師としても活躍されています。エルニさんが振付を行ったのは、白岩優奈選手のSP、吉田陽菜選手のFS、木科雄登選手のFSです。今後注目していきたい振付師の一人です。